松のフリーランス録

まるものオーナーになりました。

タイトル通り、2017年1月からコミュニティスペース「まるも」のオーナーになりました。

実際オーナーと言ってもまだ割と名ばかりのような感じはあり、「これから」な感じです。

現在のまるも創設者池ちゃんはもちろんまるもにいるし、しばらくは池ちゃんのもとでオーナーという感じなので、池ちゃんファンの皆様もご安心ください。(ちなみにもう1人のスタッフのんちゃんは店長という肩書きになりました。)

2016年9月に金谷・まるもに来てから早4ヶ月経ちました。

まるものスタッフとして働きながらもあまり普段どんなことをしてるか紹介もしていなかったので、この機会にもろもろ紹介できればなと思います!

「まるものことは既に知ってる!」という方は【まるもをどうしていきたいか】から読んでもらえれば!

そもそもまるもとは?

「まるも」って何?という方もいると思うので、まるもの説明から。 まるもは、千葉県の房総半島に位置する富津市金谷にある、コミュニティスペースです。

金谷はちょうど良い田舎で、海あり川あり山ありだけど、ちょっと歩けばコンビニやガストもある。都内からのアクセスも電車やフェリーで2時間〜3時間ほど。という、田舎すぎず、都会すぎずの絶妙なスポットなのです。

Movie by Akikanki Matsuyama

まるもがやってること

コミュニティスペースって呼び方だと、何やってるのかとっても謎ですよね。

まるもがやってる事業を紹介します。

コワーキングスペース

近隣に住むフリーランス向けにコワーキングスペース(共同の仕事場)としてスペースを提供しています。

普通の田舎だったらフリーランスが集まるわけないのですが、まるもの場合「田舎フリーランス養成講座」(後述)を開催しているので、参加者がそのまま移住してまるもを利用しているパターンが大半です。

もちろん田舎フリーランスに参加していない人も、近隣に住んでない人も利用できます。

お仕事中のみなさま

田舎フリーランス養成講座

田舎フリーランス養成講座は、フリーランスで独立するためのスキルを田舎で養う1ヶ月の滞在型プログラムです。

WEB周りのスキルが中心ですが、田舎ならではの「農作業・林業体験WS」や「鳥解体WS」など体験できます。今まで鳥を解体したことあるよっていう猛者、おそらくいないはず。ほんと田舎ならではの体験ができます。

僕は説明が下手くそなので詳しくは以下ページを見てください。 田舎フリーランス養成講座 

もし会社を今すぐ辞めることになったら、明日からどうやって稼いでいきますか?

自分自身で稼ぐ自給自足のスキル。

独立するとしたら必須ですし、企業で勤めるとしても持っておいて損はないスキルです。

個人が活躍しやすい時代になった今、自分自身で稼ぐことの幅が広がり、ハードルも大分低くなりました。

やりたいことをやるために、自分が今よりもっと楽しく生きるために、好きな場所で過ごすために、 自ら稼ぐスキルを身に付けてみませんか。

講義中のひとまく

 Photo by hirokenji

講義が終わっても作業作業!

薪を割ったりもする

Photo by hirokenji

開発合宿などのスペース貸し

主に企業様向けに開発合宿ができるスペースを貸し出ししています。

1日あたり20,000円〜30,000円で貸切にしているので、利用人数と宿泊にもよりますが、かなり安価で合宿ができます。

10人で使ったら1人3000円。とっても安いですね。(宣伝)

その他にもイベントや講演、ゼミ合宿などなど…。開発合宿以外でも、様々なケースに合わせて利用可能です。合宿施設をお探しの人がいたら是非に。

近隣のシェアハウス運営

まるもの2階もシェアハウスになっているのですが、まるもの徒歩5分圏内の場所にもシェアハウスが3~4軒ほどあります。

ヤシの木っぽいのが生えてるシェアハウス「オアシス」

Photo by hirokenji

まるも界隈で移住してきた人の住居として、田舎フリーランス養成講座の滞在先として、貸し出しをしています。

最近移住者も増え家が不足気味なので、どっかあったら教えてください。

僕のオーナーとしての立ち位置

僕が全部やってるみたいな書き方になってしまいましたが、これらは主にスーパーフリーランスの池ちゃんがやってます。

今回僕はその中のコワーキングスペース運営を任されたみたいなイメージです。

まるもをどうしていきたいか

「まるものオーナーになる」と聞いて、自分なりにまるもをどうしたいか考えてみました。

まだ構想段階でこれから変わるかもしれないし、定性面がメインですが、「どうしていきたいか」の方針だけでも共有できればと思います。

「あたたかいスペース」を作る

まるもをあたたかいスペースにしたいです。

まるもってコワーキングスペースなんですが、コワーキングスペースじゃないんです。

だって普通コワーキングスペースって 夜みんなで机囲んで飯食ったりしないでしょ? 焚き火しないでしょ? 開墾しないでしょ? 作詞作曲してバンド組んで歌ったりしないでしょ? イノシシ解体してみんなで食べないでしょ? そんなおかしなことが起きるコワーキングスペースなんです。

だから、メインであるコワーキングスペースという側面は大事にしつつ、そんなおかしな、あたたかいことが起こり続けるスペースにしたいのです。

多様性を許容できるスペース

その為に、これからも多様性を許容できるスペースである必要があると思っています。

まるもの面白みって、同じ空間に多種多様な人がいるところだと思うんです。

コーダーやライター、デザイナーがいるコワーキングスペースは多いです。でも、同じ場所に畑を耕している人とか、料理人とか、カメラマンとか、釣り人とか、ダイエッター(?)とかがいるコワーキングスペースってないですよね?

少なくとも僕は聞いたことないです。

Webよりのフリーランスも、そうでない人も混在していられるスペースづくりをしていきたい。

みんなで作っていくスペース

普通のコワーキングスペースの場合、運営側から見て利用者は「お客さん」です。

でも、まるもの場合「お客さん」であって「お客さん」ではないんですよね。仲間というか、家族というか、全員がスタッフというか…。

うまい言葉が見つからないですが、まるもというスペースは初めからコワーキングスペースとして出来上がった状態で始まったわけではありません。

「お客さん」である利用者がまるもの受付を手伝ってくれてたり、シェアハウスの管理人だったり、田舎フリーランスの講師だったり。みんな何かしらでまるもを支えてくれているのです。

運営側のエゴかもしれませんが、利用者は「お客さん」であり「仲間」。こんな風に思っています。

だからこれから僕だけの手だけではなくて、みんなに甘えさせてもらってみんなでスペースを作っていきたいなと。

地域とのつながりを大事にするスペース

上記も含め、今までそうではなかった。という訳ではなく、どちらかと言うと個人的な戒めを含んだ方針です。

今まで僕は自分のフリーランスとしての仕事で成果を出すことに精一杯で、全く余裕がなくて地域との交流もすごく消極的な人でした。金谷に4ヶ月も住みながら、金谷の町のこと全然知らないし。

これからはもっともっとつながりを大事にしていきたいなと思っています。

根がインドア派みたいなところはあるので時間はかかるかもだけど。

現状、金谷というロケーションは好きですが、町が好きな訳ではありません。

だから、海山川の自然があって、ちょうどいい田舎だったらどこだっていい。今の時点だと正直そんな感じです。まぁ生活圏内が小さすぎるから当然といえば当然ですね。

でもそれってすごく寂しいことだし、勿体無いことだなってようやく思えてきました。

せっかく住んでいるのだから、この町のことをもっと知りたい。町の人を知りたい。

地域とより繋がることで、仕事の面でもWIN-WINの関係を作れるかもしれないし、多様性のある、よりあたたかいスペースを作り上げる土台になるんじゃないかなと思っています。

まずは金谷をもっと歩いて、町の人と話してみたい。

自分なりのスペース作りをしていきたい

Photo by hirokenji

いかんせん自分からみた創始者の池ちゃんはスーパーマンだったので「自分に務まるのか?」という不安も大きく悩んでいましたし、正直今でもちょっと不安はあります。

けど、仲間から「まつのベストをぶつければいいんじゃないの?」という言葉をもらいまして。確かにそうだ。

だから、僕が作りたいようなスペースを作っていこうと思います。

僕は池ちゃんになることはできないけど、僕だからできることもある。

そう思ってもがいていきたい。

まるもに関わっている皆様、そしてこれから関わる皆様。

これからもまるもとまつをどうぞよろしくお願い致します。

***1/14*** 池ちゃんも記事を書いてくれました!

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