先日、友達のライターから「今後ライターとしてやっていくのは不安。どうしていくべきか」という悩みを聞いた。
「悩み相談」という程ではなかったし、その場ではサクッと雑談程度にしか話せなかったんだけど、根真面目なので「どうするのがベストなのだろうか?」と考えてました。
本人にこの記事を送るつもりで自分なりの対策を書いていきます。
もくじ
ライターさんの前提条件
記事化しているのは「その友達だけでなく同じ悩みを持っている他の人のためにもなれば」という意図なので、参考までに友達の前提条件を書いておくと
- ライター歴:1年くらい
- 美容や節約、旅系などの記事を執筆している
- 紹介で案件を受けている
- 営業はほとんどしたことない
- リスクヘッジで最近アフィリエイトを始めた
- 労働集約なライティングを続けるのは疲れるし、不安がある
- ディレクション(編集や運用代行)にも興味はある
こんな感じだったと思う。(雑談の中で聞いただけなので違うとこたくさんあるかも、ごめん)
僕の考え
僕が思う対策、というか戦略は以下です。
- ライターとしての生産性をできるだけ上げる
- 空いたリソースで次の種を蒔いて育てる
別にライターという職能に限ったことではないんだけど、これを愚直に続けていくしかないんじゃないかなと思っている。
①ライターとしての生産性をできる限りあげる
目的は、生産性を上げて他の事業に割けるリソースを増やす為で、「ライターとして成り上がっていく為」ではないです。
例えば20万/月稼ぐのであれば、
- 1日 6,666円×30日で20万稼ぐ
- 1日10,000円×20日で20万稼ぐ
- 1日15,000円×13日で20万稼ぐ
みたいな感じで、自分の時給や日給を上げていくイメージ。
具体的にライターだったら
- 短い時間で良い記事を書けるようになる(時間と記事の質は必ずしも正比例しない)
- 記事の単価をあげる
とかがうち手ですよね。(その具体的な方法はここで書くとぶれていっちゃうのでまたの機会に。)
とにかく生産性を上げて、リソースを空ける。クライアントも自分もハッピーになるために、戦闘力あげる。
②空いたリソースを別の事業にまわす
ライターの場合、手をだしやすいのはアフィリエイトやディレクションでしょうか。
今回の例もそうだし、僕自身もそのパターン。
この時どんな事業を選んでもいいんだけど、
- 同じような労働集約性の高いものは避ける
- 既に高めたスキルと親和性の高い領域を選ぶ
とより良しと思う。
で、ここからは、もっと具体的にどうやってディレクションの仕事を取っていくのか?アフィリエイト始めるべきなのか?というお話。
ディレクションするなら「優れるな、異なれ」
優れたライターさんが自動的にディレクター(編集)になるかというと、そうではないんすよね。
優れたライターさんは、そのまま「優れたライターさん」として重宝されます。が、ライターとしてのキャリアを変えたいなら異なることをした方がいいです。
個人的に思うのは以下
- 「ディレクションをやりたい」ことを圧なく伝えておく
- 依頼主とのリレーションを結構しっかりとっておく
- 依頼主に近い目線(視座)をもっておく
- 困りごとを助けるつもりで仕事を巻いていく
どうでしょう。これって別に優れてる必要はないっすよね
ライターの延長がディレクターではない
これ、先述の「優れるな、異なれ」の補足みたいな感じ。
「ライターの延長線上にディレクターというキャリアがあるわけではない」ということはマジで頭に入れておいた方が良いと思います。
というのも、ライターとディレクターで求められる能力が違うんですよね。
ライターは文章力とか表現力とか、わかりやすく書く力とかその辺が求められると思います。
ディレクターは文章が相手ではなく、人が相手の仕事です。もしくは「ディレクション」の定義によっては要件定義だったり、問題解決とかその辺の力も必要になってくる。
ディレクターになる条件とか方法って一概には言いにくいんだけど、少なからずライターとして頑張ってればディレクターになれる!というわけではないよ、ということ。
「アフィリエイトは今からでは遅い」とかはない
「アフィリエイトをするのって今からじゃ遅いですよね」と言われたんだけども、個人的には遅いとは思いません。
多分数年前からずーっと「今から参入するのは遅い」って言われてたし、現に僕も「え、今さらアフィリエイトやるの?www」みたいなのは言われました。
2019年に言う「今からSEOアフィはきつい」みたいなのは、SEOがリンクが強い大手メディア有利な状態になった文脈での言葉と思うんだけども。
個人が勝てる場所がなくなった訳じゃないし、勝負しなければ勝てるわけもないし、個人が勝つにはどうすればいいのか?を考えればいいわけで。
たしかに前よりは厳しい状況は否めないですが、「無理」とか「もう遅い」とかはないと思います。
ただ、片手間で適当にやる感じだったら時間の無駄になる可能性が高いのでやらない方がいいかもすね。
リソースが限られてたとしても、思考しながら試行繰り返してやり続けるのは全然価値あると思っています。
でも専門家になるつもりでやったほうがいい
あとは、アフィリエイトをやるならその商材分野の専門家になるつもりでやると良いと思います。
参入者は増えて、ノウハウもどこでも手に入るようになり、知識が浅い記事はコモディティ化してるんですよね。
「検索上位1~10位までの情報を網羅して」みたいなのがずっと有効な手段として流行ってたけど、今後はそういう記事だと上がらなくなると思うんすよね。
何が書いてあるかも大事だけど、誰が言ってるか。また、その人の固有のオピニオンがあるか?がめちゃ大事と思ってます。
僕は携帯のサイトを運営してるけど、最近は「検索上位は見ずにライティング」して、「自分がどう思うか」を書くようにしてます。例えば「このプランはぶっちゃけ微妙っす」とか。客観的な情報だけでなく、主観的な意見もそえる。
「この人だから」とか、「このサイトだから」という理由で見てくれる記事を作るイメージ。
まぁ、そうすれば上位取れるという話じゃないんだけどね。
まぁ、一緒にもがきましょう
フリーランスとしてやっていく上で、こういう悩みって尽きないと思うんです。
僕も最初めっちゃあったし、事業が順調な今でも「今後どういう風にやってこう」と考えることは多いです。
まじで精神論だけど、その時その時で最善手を尽くすしかないと思うんだよね。
思考と試行を続ければ道は開けると思ってます。大変かもだけど一緒にもがきましょう。
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