こんにちは、編集のお仕事をしております松(@mats2_n)です。仕事終わりにゆる〜く執筆しています。
この記事では「文章が書けない…!!」と泣きそうになっている(主に初心者の)ライターさん向けに、書けない時にチェックすべき点を紹介します。
僕は独立してからライターや編集を細々やっていて、なんだかんだで2年ちょっとのキャリアになっておりました。(驚き)
文章自体がめっちゃ得意なわけではないのですが、たくさん添削して、たくさんライティングを教えてきたのである程度シェアできる部分もあるのかなぁと思いこの記事を書いている次第です。
ぜひご一読くださいませ。
まずは書けない原因を探ってみる
「書けない」と一言いってもその原因はいくつかに分かれるかと思います。だいたいは以下に分類されるのかな。
- 書く内容がわからない
- どうかけばいいかわからない
- なんかわからないけど書きたくない
これってそれぞれ原因が違うのわかりますか?
- 書く内容がわからない → 構成作成力やリサーチが足りてない
- どうかけばいいかわからない → ライティングのノウハウが足りない
- なんかわからないけど書きたくない → やる気がでない?
こんな感じでしょう。
ちなみに、問題解決をする時は頭の中でするのではなく、紙に書き出した方がいいです。
脳みそは自分が思っている以上に同時にものごとを処理できないので。
それでは、上で出した3つの原因について、解決法を考えてみましょう。
何書けばいいかわからない場合
何を書けばいいかわからないパターンは、構成力やリサーチ不足が原因のケースが多いです。
ライターの仕事ってクライアントからキーワード(もしくはタイトル)をもらって始まると思うのですが、そのキーワードに対してどんな記事を書けばいいかわからないってことですよね?
その悩みを解決する手順は以下です。
- キーワードで検索する
- 検索上位をみてユーザーに何が求められてるかを知る
- 自分の記事で何を書けばいいかをかためていく
- 枠組みができたら、リサーチしながら内容埋めていく
大雑把にですが、こんな感じです。
1~3までで構成を決めるのですが、構成さえ決まってしまえば7割型ライティングは終わったようなものです。
あとは、構成にしたがって情報を入れていけばいいだけですから。パズルみたいな感覚です。(ごめんなさい、ライター初心者の人にはちょっと難しいかもです)
検索上位の記事はGoogleが相対的に「良い!」と評価している記事なので、ユーザーが求めている情報である可能性が高いです。
なので、それをみることで「ユーザーが何を求めているのか」を把握して、構成を作りましょう。(構成コピーするのはダメね )
本質論で言えば、Google上にある情報をかき集めるよりも、自分の実体験から記事を書いた方が評価されるし、価値のある記事になります。
が、ライターとして仕事をしている以上それだけでやってくことはなかなかできないのが現状ですから。割り切ってユーザー視点でリサーチしましょう。
どうかけばいいかわからない場合
次、どうかけばいいかわからない場合。
これはちょっと難しいんですが、ライティングのノウハウが足りないというか、経験が足りないだけなのかな?とも思います。
僕がよくするアドバイスは「友達に話す感じで喋ってみる」ということ。例えば「スマホの選び方」というタイトルだったら
- そもそも今なんのキャリア使ってる?ドコモ?au?
- ドコモだったら、スマホの種類がiPhoneとAndroidの2つに分かれていて…
- iPhoneの特徴はこう。Androidの特徴はこう。
- で、Androidはこんな機種があるよ。
- 私のおすすめはこれ。なぜならこんな機能があるから!
- で、Androidのこの機種を買うなら、ここがおすすめだよ!
みたいな感じで話が展開していくわけですよね。どうでしょう。もうこの時点で構成出来上がってると思いませんか?
「ライティング」って考えると難しくなっちゃうんですが、結局「人に伝える」ということは同じなので、やってることは一緒なんですよ。
題材が「パンケーキが美味しいカフェ」でも「おすすめの冷蔵庫」でもなんでも同じです。どう書けばいいかわからない、と思ったら友達に話すつもりで喋ってみてください。
なんかわからないけど書きたくない場合
やる気がでない場合はゆっくり休みましょう笑
という人は、タスクを細分化するといいと思います。
例えば「ライティングする」これってタスクではなくプロジェクトなんですよね。行動ができないときはもっと細分化するのがコツです。
- パソコンを開く
- キーワードを選ぶ
- キーワードについてリサーチする
- 構成を考える
- 執筆する
- 校正する
- クライアントに提出する
という感じ。「ライティング」をするのは大変ですが、「パソコンを開く」のは大変じゃないですよね?そこまで噛み砕きましょう。
人間は「やる気があるから行動する」のではなく「行動するからやる気が出る」と言われています。(誰がどこでいったのかは忘れた)
スモールステップでいいので初動さえつけば、「気づいたら仕事してた」なんてこともあると思います。(僕は最近ようやくこういう感じになった)
なので、最初は自分を騙すくらいな気持ちでスモールステップで先に行動することを意識すると良いかと思います。
その他:完璧主義より完成主義
ライティングで手が止まってしまう人は、圧倒的に完璧主義の人が多いと思います。
気持ちはめっちゃわかりますが、そういう人こそ完成主義を目指すと良いと思います。
なぜなら、ライティングをはじめ、だいたいの仕事って明確な正解ってないんですよ。だから、やろうと思えば永遠にできるわけです
なので、仕事においては時間を区切る必要があるのです。納期の話ではなく、自分の中でその仕事に対して使っていい時間を決める感じです。
「限られた時間の中でどんな成果物が出せるか?」が仕事だと思うので。
で、もうちょっとテクニカルな話をすると、記事は表現が気に入らなくても、突っかかる場所があっても、一旦書ききることをおすすめします。
初心者でありがちなのは、少し書いてまた消して、また書いてまた消して…を永遠に繰り返してしまうパターン。
そういうのは一旦飛ばして、全部書いちゃったほうがいいです。表現とか言い回しってうんうん考えればいいものがでるわけでもないので。あとで読み返しながら考えればいいんです。
「頭の一文が書けない…!」という人も同じです。仮でいいから置いといて、またあとで考えましょう。
これができるようになると、執筆速度もだいぶ上がると思います。だし、ミクロな部分で悩みすぎることも減るんじゃないかなと。
終わり
以上、ライターが記事を書けない時の解決策とTipsについてゆるゆる書いてみました。
合う合わない、向き不向きあるんで、色々試して自己流を見つけてってくださいませ。それでは!
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